コントラバス販売専門店『ベースランド』ブログ

店舗や販売・修理サービスのお知らせや工房日記などを載せています。

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ご訪問ありがとうございます。

コントラバス販売専門店『ベースランド』です。

 

ブログ管理上の理由から、新しくブログを作成し、そちらに記事を移行しました。

現在、ブログを読んでいただいているお客様につきましては、申し訳ございませんが新しいブログへの移行をお願いいたします。

 

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コントラバス弦の特徴と選び方!【ピラストロ編】

こんにちわ

東京葛飾コントラバス販売専門店『ベースランド』です。

 

皆さんは今使用している弦に満足されていますか?

コントラバスの弦は価格も高く、片っ端から試すのはお財布事情的に厳しいですし、もったいないなと思ってしまいますよね。

各メーカーから様々な弦が出ている中でいったいどれを購入すれば間違いがないのだろうと思っている方も多いと思います。

 

今回の記事では、入手しやすく、よく見かける弦をピックアップしてご紹介いたします。

※楽器の作りや調整状態によって差があります。あくまでも傾向となりますのでご了承ください。

 

ピラストロ社以外の弦についてはこちらからどうぞm(__)m

👇👇

(((現在記事作成中です))) 

 

当店で現在、取り扱っている弦についてはこちらからどうぞ(掲載されていない弦もお取り寄せ可能です)

弦 | 東京都内のコントラバス販売専門店 ベースランド(BASSLAND)

 

 

ピラストロ社の弦

ドイツの老舗弦メーカー『ピラストロ社』は弦楽器の世界では最も有名な弦メーカーです。

● 

 

定番の弦

フレクソコア(Flexocor)

定価 53,130円(税込)

発音が速く、音の輪郭を出しやすい弦です。

テンションが高く、弓弾きで豊かな音が出せます。

初心者や中高生でも扱いやすく、吹奏楽からオーケストラまで幅広い場面で活躍できます。

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フラット・クロムスチール(Flat Chromesteel)

定価 57,860円(税込)

フレクソコアよりも明るい音色です。

比較的テンションが弱く、指弾き、弓弾きの両方で使うことができます。

クラシック向きの弦とされていますが、ジャズにもおすすめです。

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フレクソコア・デラックス(Flexocore Deluxe)

定価 56,540円(税込)

フレクソコアよりも音に伸びがあります。

テンションも少し弱めで、ストレスなく弾くことができます。

特性としてはフレクソコアとフラット・クロムスチールの中間程度の弦です。

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オリジナル・フレクソコア(Original Flexocore)

定価 69,740円(税込)

フレクソコアよりも弦が太く、発音が重いですが、重量感のある音色を出せます。

オーケストラ向けの弦です。

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オリジナル・フラット・クロム(Original Flat-Chrome

定価 73,590円(税込)

オリジナル・フレクソコアよりもさらに発音が重く、重量感のある音色の弦です。

オーケストラで使われることが多いですが、G・D線はジャズで使っても良いです。

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その他のおすすめ弦

 

 オブリガート(Obligato)

定価 48,950円

音色が柔らかく、テンションが弱いため押さえやすいです。ガット弦に近い音色を持っています。

スチール弦と比べると寿命は短めです。

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パーマネント(Permanent)

定価 53,680円

音の輪郭ははっきりしていて、明るく力強いサウンドが特徴です。

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パッシオーネ(Passione)

定価 54,890円

明るく、温かい音が特徴の弦です。弾きやすく、反応も速いです。

オーケストラ、ジャズの両方で活躍でき、音に存在感があります。

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 ジャザー(Jazzer)

定価 52,140円

その名の通り、ジャズの指弾き向けに作られた弦です。

歯切れのよい音ピッチカート、音の輪郭がキレイで自然な響きを持っています。

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 オリーヴ(Oliv)

定価 134,530円

ガット弦(巻弦)です。

音量は比較的小さく、上品で柔らかい音色が特徴です。

最高のサウンドと弾き心地ですが、価格の高さと寿命の短さがネックとなります。

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ピラストロ社以外のメーカーの弦についてはこちら

👇👇

(((現在記事作成中です)))

 

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コントラバス販売専門店 ベースランド

東京都葛飾区亀有2丁目67-11 エルスタンザ亀有101号室
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ライン公式アカウント:@618jhtxv
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こだわりの仕入れと安心の国産楽器『コントラバス専門店ベースランド』

こんにちわ!

コントラバス販売専門店『ベースランド』です。

 

今年の5月にオープンした当店ですが、今回の記事では取り扱っている商品がどんなものなのか。

また今年の初めに京都の製作所にお邪魔させていただいた時の写真などを紹介したいと思います。

 

 

当店で取り扱っている商品は京都の老舗メーカー『ヒガシ絃楽器製作所』さんで製作された『オリエンテ』シリーズです。

当店の商品情報をご覧になりたい方はこちらからどうぞ

商品カタログ 

 

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●オリエンテシリーズの特徴

 

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 (写真左は表板、右は一次加工後の表板を保管しているところ)

 

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(写真の左はネックのスクロールを削っているところ、右はパフリングと呼ばれる象嵌細工を埋め込んでいるところ)

 

ヒガシ絃楽器製作所さんでは職人さんが一つ一つの工程を手作業で行っています。

機械化が進む楽器製造業界ですが、約半世紀もの間、手作業にこだわり、高い品質の楽器を作り続けています。

 

 

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バイオリン、チェロ、コントラバスなどすべて同じですが、製作の基本は型から始まります。

オリエンテももちろんオリジナルの型を使用して製作されています。

手作業だからこそ再現できる美しいフォルムがあると私は信じていますし、私自身、楽器職人なのでそういった技術を尊敬しているのもこのシリーズを選んだ理由です。

 

 

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塗装室の写真です。オリジナルのニスを使い、丁寧に塗り重ねられています。

 

 

●楽器の仕入れと選定

 

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(写真の左は楽器を選ぶ私です。右は選んだ楽器と社長とのツーショットです。)

 

楽器保管庫には常時40~50台ほどの楽器が保管されています。

現在、当店には12台ほど在庫がありますが、そのすべてを写真のように直接みたり、数値を図ったり、音を確認したりして選んでいます。

 

すべて手作業で製作されているので、当然高い品質のシリーズであっても、その中により良いものがあります。

職人としての技術的なものだけでなく、演奏者の方が使いやすい楽器を選ぶということに重点をおいて楽器をえらびました。

 

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製作所の前で先代の社長と現社長と私で取った写真です。

(けっこう雨が降っていて変な顔してしまいました😅)

 

先代の社長さんは今も現役で楽器修理などをおこなう熟練の職人さんです。

技術は息子さんである現社長に引き継がれ、より高いレベルへと進化を続けています。

 

 

●大切にしていること

 

皆さんにお伝えしたいことは、価格や手軽さだけで楽器を選ぶのではなく、これだと思える自分だけのお気に入りの楽器を手にしてほしいということです😊

 

手作りの楽器であり、かつ一台一台をしっかり選んでいるからこそ、高い品質の楽器をお届けすることができると考えています。

国産メーカーの楽器であるため、仕入れの際のコストを抑え、リーズナブルな価格での提供を実現しています。

国産メーカーだからこその安心のアフターフォローで修理や調整、パーツの交換など、様々な問題にてきかくに対応できます。

 

 

長くなってしまいましたが、皆さんのご来店お待ちしております。

お問い合わせはこちらから 👉 お問い合わせ

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コロナ自粛中に店内の楽器を弾いてみました。

こんにちわ!ベースランドの下川です。

 

コロナ自粛でお疲れの皆さん。お勤めの皆さん

お疲れ様です。

いまだ油断できない状況が続いていますね。

 

正直、夏には収束するという淡い期待をもっていたために心がくじけてしまいそうです(笑)

去年までは日々の楽器修理に追われて忙しくさせていただいていたので、久しぶりの休暇といった感じで前向きに過ごしています。

 

 

お客様も慎重になっていますので、なかなかご来店は難しいかと思います( ;∀;)

そこで空いた時間を利用して店内の楽器を僕自身で試奏しています。

 

やはり状態を数値や見た目でチェックするだけでなく、実際に弾いてみることでわかることがたくさんあることに気が付きました。

楽器は一通り音出しをしていますが、主に弾いているのはこの『ミニコントラバス』です。

 

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結局、軽くて小さいので持ち出しやすいというのが主な理由です。😅

 

この楽器はボディーサイズが小さいので、エンドピンが長いものをつけており、それを伸ばして引きやすい高さに合わせます。

僕は身長が177cmあるのですが、この高さまで上げるとけっこうエンドピンが長いんです!

 

そうなると重心が高い位置にあるので、普通のコントラバスに比べて安定しづらく、くるっと回ってしまいやすいのです。

僕は慣れてしまったので問題ないですが、最初は違和感あると思います。

 

でもいいところもあって横板が薄いために音の立ち上がりが早いところはとてもいいですね。チェロのような高音がでますので、美しいソロが弾けるかもしれません😋

 

 

皆さんも自粛中の楽しみを見つけて、頑張って乗り切りましょう!

 

初めてのコントラバスの選び方!

こんにちわ!

コントラバス販売専門店『ベースランド』代表の下川です。

 

コントラバス”の購入を検討されている方へ、皆さんの不安を少しでも解消できればと思いこの記事にまとめました(^^)/

 

 

 

 

コントラバスを選ぶうえで大切にするべきことは?】

 

コントラバスだけに限らず、楽器選びにおいて最も重要なことは”お気に入り”を探すということだと考えます(^^♪

 

お気に入りの条件はもちろん人それぞれ!見た目で選ぶもよし、音で選ぶもよいですし、その両方がよいものがあれば最高の一台と言えます。

 

 

コントラバス選びの際に大事なことは?】

 

まずは見た目から入るのもいいと思います。楽器店にたくさん置いてある楽器を見比べてみてこの楽器キレイだな~とかかっこいいな~と思うものをピックアップしましょう!

 

必ず試奏をしてみましょう!弦を指ではじいてみたり、弓でこすってみたり・・

弾けないからといって遠慮してはいけません。最初から上手に弾ける人間など存在しません!

 

試奏の際は店員にその旨を伝えましょう。

試奏時の注意点などをよく聞いておくといいです。

 

高い楽器は弾くのが怖いし、手が届かないからといって遠慮する必要はありません。高額なものはこんな音がするのかと参考にすると面白い発見があります。

 

気に入ったものがあれば、今度は店員にいろいろ尋ねてみましょう👇👇

 

 

コントラバス選びの際に考慮すべきことは?】

 

●材質について

コントラバスの基本的な材質は表板がスプルース(松の仲間)、ネック、横板、裏板がメープル(楓の仲間)、指板が黒檀で作られています。

 

低価格の楽器では裏板や横板が合板であったり、指板が染色(堅めの木を黒檀に似せて黒く染めたもの)であったりします。

 

安かろう悪かろうということはありません。

材質は後々の状態変化や修理方法に影響してくるため、どんな材料を使っているのか知っておくことが重要です。

 

●楽器の状態について

状態をチェックする際に見ておきたい項目は”駒の高さ””ナットの高さ””指板の表面”です。

 

当店では商品をお渡しする際に必ず再チェック、無料調整をしてお渡ししますが、どのような状態か事前に知っておくといいと思います(^^)

 

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写真の中央の弦が乗っている白いパーツをと呼びます。

この高さはある程度調整されていますが、高めになっていることが多いです。

試奏の時に弦が押さえにくく、ビリビリと雑音が出てしまったり、こんなに固くて大変なんだと思った時には店員にどれくらいの高さか聞いてみましょう。

 

 

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写真の中央の弦が溝に乗っている小さな黒いパーツをナットと呼びます。

 

この高さも弦の押さえやすさに重要です。

高めになっている場合もあるので、最初に調整するのがおすすめです。

 

指板の表面の状態を判断するのは難しいです。商品の指板表面はお店で責任もって調整していますのでキレイな状態であると思いますが、中古商品の場合は注意が必要です。

もし弾ける知り合いがいるのであれば一緒に見てもらうとよいです。

 

 

【その他のパーツや付属品については?】

 

●弦

通常、弦はその楽器の価格に合わせて適したグレードのものが付いています。消耗品ですので最初に付属している弦をそれほど考慮する必要がありません。

バイオリンなどと違ってコントラバスの弦はセットで25000円~40000円ほどの高価なものですので、いいグレードの弦が付いていたら得したといえます。

 

●エンドピン、テールピース、ペグマシン

楽器の底の部分についているエンドピンやテールピース、ネックの先についている糸巻き(コントラバスではペグマシンといいます)などのパーツには形状や材質などの細かい種類がありますが、初めのうちはそれほど考慮する必要はありません。

よほど粗悪な安物でない限りはしっかりしたものが付いています。

知識としてどういったものか尋ねてみるのも面白いと思います。

 

●そのほかの付属品

必要な付属品は”ケース””松脂””クロス””チューナー”などです。

 

ケースは30,000~40,000円ほど、楽器の形状によっては入らない場合もあるので購入店舗にて実際に試して購入するようにしましょう。

 

松脂は2,000~4,000円ほどです。

コントラバス専用のものがあります。

いろいろな種類のものがありますので、店員と相談して決めましょう。

 

空ふき用のクロスを用意しましょう。

楽器店には専用のものが売っていますが、柔らかめの布であればなんでも大丈夫です。なるべく摩擦の少ないものだとなおよいです。

ティッシュでも代用できます。

※濡れ付近やアルコールティッシュは注意が必要です。楽器のニスによっては溶けるものがあります。

 

チューナーは置き型とクリップ型があります。

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使用方法や見やすさ、機能などを考えて選びましょう。

 

 

コントラバス弓の選び方は?】

 

 コントラバス弓には大きく分けて”フレンチ弓”と”ジャーマン弓”があります。

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↑↑フレンチ

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↑↑ジャーマン

 

日本ではジャーマンスタイルの弓が広く普及しています。

弓の種類によって演奏法が違ってくるため、教室などで習う場合には念のため確認するとよいでしょう。

 

弓を選ぶ際には楽器の価格の3分の1が目安とよくいわれています。

かならずしもそうでなくてはいけないということはありません。

弓にも棹の硬さや強さ、軽さなど違いがあります。

試奏してみて持ちやすかったり、楽器との相性やご予算で決めるのもいいと思います。

 

 

【初心者にお勧めの楽器は?】

 

最初の楽器としてはオーソドックスなものを選ぶのがいいように思います。

楽器メーカーの商品でよくみられるこのようなコントラバスが演奏のしやすさ、コントラバスらしい音色、価格など全体的に考慮しても適していると思います。

 

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楽器店でよく見るこの形状を『ガンバスタイル』と言います。

  詳しくはこちらの記事から👇

 

bassland2019.hatenablog.com

 

 

コントラバスにもいろいろな形や大きさのものがありますが、演奏する際のフォームの基本を学ぶ上ではやはりこの形がいいと思います。

 

初めから個人製作家の楽器を購入したり、変わったコントラバスを購入するのが悪いことではありません。

お気に入りの一台に勝るものはありませんので、あくまで一つの参考にしていただければと思います(^^♪

 

 

【当店のおすすめ】

 

当店では現在、京都の製作所にて職人による手作業で製造されている『オリエンテ』シリーズを販売しています。

 

オリエンテシリーズではスタンダードモデルの『HB』シリーズがおすすめです。

取り扱いとしましてはHB-25, HB-35, HB-45の三種類があります。

 

楽器の特徴などについてはこちらをご覧ください。

👇👇

https://www.bassland-oriente.com/cont2/6.html

 

 

この記事に書かれていないことでも、疑問や不安に思ったことがあればお気軽にご相談ください。

ご連絡お待ちしておりますm(__)m

”夏になったら弾きづらくなった”そんな経験ありませんか? ネックの傾きと駒の高さとの関係について

 

こんにちわ!皆さんは夏場になんだか楽器を弾きづらくなったと感じることはありませんか?

例えば・・・

 

  • 弦を押さえづらくなった。
  • 音が硬くて、きつい感じに聞こえる。

 

このような問題は楽器の不調によるものではない可能性があります。

この記事では夏場に起こる楽器の変化と対策についてご紹介します(^^)/

 

 

 

 

 

弦を押さえづらくなる”原因とは?

 

主な原因として考えられるのは『楽器が膨張して弦高が高くなってしまう』ということです。

 

夏場の楽器は空気中の水分を吸収して膨張します。楽器本体の表板のアーチを外側に向かって押し上げます。

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弦は駒と一緒に持ち上げられていきます

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ネックに付いている指板から弦までの距離を『弦高』といいますが、弦が持ち上げられることによってこの”弦高”が高くなります。

 

きれいな音を出すには弦をしっかりと指板につける必要があるため、”弦高”が高くなればなるほど押さえづらく引きづらくなります。
 

 

解決方法はこちら!!

 

 

”音がきつく感じてしまう”原因とは?

 

先ほど説明した弦が持ち上がってしまう現象によって、弦は外にせり出した分、わずかですが弦は長~くなり、角度が付いていきます。

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物理的な話になってしまいますが、同じ太さの弦で同じ音程にチューニングするとき、弦が長いほど張りを強くしなければなりません。

 

角度もついて、張りが強くなった弦は楽器を押さえつけてしまい響きにくくなってしまいます。

これが音が硬く、きつくなる原因なのです!

 

解決方法はこちら!!

 

 

解決方法

 

押さえづらさを解消!! 『アジャスター』の取り付け 

 

初心者からコントラバスを始められた方にとっては『アジャスター』って何だろうと思われる方もいると思います。

 

”アジャスター”はこういうものです。👇👇

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駒の足にネジを取り付けることで高さを自在に変えることができるパーツです。

 

季節ごとの高さの変化に合わせて調整することでいつも最適な高さで快適な演奏ができます。

 

 当店ではお客様が現在使われている駒への取り付け駒を持ち込まれての取り付けを承っています。

  工賃:10,500円(税込) お預かり期間:最長で1週間

 

もちろん新品のアジャスター付き駒を楽器に取り付けることも可能です。

  工賃:28,000円(税込) お預かり期間:最長で1週間

 

   ※普通の駒にくらべて音はどうかと気にされる方もいらっしゃると思います。

当店で確認する限りではそれほど差はないと思われます。

夏と冬それぞれで別々に駒を用意される方もいらっしゃいますが、駒の交換は技術者でなければ難しく、駒を外した際の状態変化も考慮しなくてはなりません。

キチンとしたお店で調整も込みで交換できない場合はオススメすることはできません。

 

 

音のきつさを解消!! 『テールピース』の調整 

 

テールピース』とはこれです👇👇

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この”テールピース”は実は長さが調節できる仕組みになっています。

これによって弦の長さを調節することができ、音質の改善が期待できます。

 

当店ではこちらの調整を2,000円で承っています。

 

弦高の高さは気にならないが音が悪いと感じる方や、音を良くしたいが弦を交換するのはお金がかかる。魂柱や駒などのパーツを削るのにはまだ抵抗があるという方にお勧めしています。

 

 

夏場における楽器の状態変化について

 

こちらはコントラバスを横から見たときの断面図です。

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 ※駒を赤色、弦を青色で表しています。

 

楽器に使われている木材は呼吸をしています。

夏、湿度の高い部屋などに置かれた楽器は水分を吸収して膨張します。(木材の細胞が大きくなります。)

 

木材の中の細胞ひとつひとつが膨張して互いに押し合うことで表板のアーチを押し上げます。

 

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膨らんだアーチは駒とその上に乗っかる弦を持ち上げることで弦高(指板から弦までの距離)が離れてしまいます。

 

冬はこれとは逆の現象が起こります。

日本の季節の温度・湿度差は大きく、今回のような対策はとても重要になります。

 

それではまた!

 

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夏場のバスバッグはあつあつぅ~ 松脂を持ち運ぶ際の注意点と管理方法について

 

みなさんこんにちわ!

今年も梅雨が明けたと思ったら大変な猛暑となりました( ;∀;)

気温や湿度が一年で最も高くなるこの季節、楽器の管理にも注意が必要ですが、見落としがちなのが”松脂”の管理です。

 

 

 

コントラバスの松脂は太く重い弦で演奏するために引っかかりが強いものである必要があるため、バイオリンなどのものより柔らかく作られています。

 

その為、夏の暑さでケース内で溶けてしまうことがあります。

冷えれば元の形に戻ることも多いですが、元の品質には戻らないということをし知っていますか?

 

この記事では夏場の松脂の管理方法についてご説明します。

 

 

【松脂の管理方法】

 

  • 自宅で保管する場合は冷蔵庫で保管するのがベストです。直射日光の当たらないエアコンの効いた部屋や冷暗所で保管しても大丈夫です。
  • 外で演奏する場合や学生の方で合宿や屋外練習の時にはクーラーボックスを活用しましょう。

 100円均一ダイソーで販売しているクーラーボックスは安くて、軽いのでお勧めです。

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【弓毛の松脂について】

 

弓毛に付いた松脂にも注意が必要です。

エアコンの効いていない室内に置いていると、暑さで弓毛についた松脂が溶けて固まってしまうことがあります。

 

松脂をつけすぎているということも考えられますが、毛全体がボンドで固めたような状態になり、著しく演奏しづらくなります。

 

そのような場合には、柔らかめの歯ブラシやヘアブラシ、くしなどでゆっくりと丁寧に溶かしてあげましょう。

弓毛は思ったよりも切れやすいため、優しく行うことを心がけてください。

ある程度ばらけるまで行った後は、しばらく松脂を塗らずに練習を続けましょう。

元の状態に戻っていきます。

 

 

【弓の毛は濡らしてはならない】

 

松脂を水で洗おうと考える方もいらっしゃいますがこれは絶対にしてはいけません。

松脂は水に溶けて流れることはありませんし、毛を痛める原因になってしまいます。

 

つけすぎた松脂は演奏中に自然に落ちてくるのを待ちましょう。

アルコールティッシュや乾いたタオル、くしなどでこするのもよくないです。

 

練習後は竿についた松脂だけをきれいにふき取り、毛を緩めて涼しい場所で保管しましょう。

 

 

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コントラバス販売専門店ベースランド

代表:下川駿介

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